ラブドールの骨格 構造と可動域の比較

EVO骨格構造は進化型骨格であり、標準骨格に比べて関節数が増加しています。EVO骨格は、肩・腰・膝の関節数が増えたことで、正座、M字開脚、肩すくめ、振り向きポーズなどが可能になりました。EVO骨格は柔軟性と耐久性の両方が向上しており、ドールのポージングをよりリアルにし、より長期間の使用に耐えることを実現しています。以下は、EVO骨格と標準骨格の可動域や性能に関する比較です。

標準骨格:

●   関節数が少なく、姿勢の調整が非常に容易です。

●   価格が安く、操作が簡単で、ポージングや性行為時に不便をきたしません。

●  表皮が損傷しやすく、裂けやすい傾向があります。

●  肩、腰、膝の可動域が制限され、肩すくめや、肘・膝の屈曲範囲が小さくなっています。

●  骨格の関節は溶接またはネジ止めされており、関節の緩みや、動作範囲の不均一性が生じることがあります。

●  通常の反復使用により、骨格の姿勢保持力は次第に弱まります。

EVO骨格:

●   頭部と身体の接続には頑丈なM16ボルトを採用し、取り付けが簡単です。

●   骨格構造が関節をしっかり支えるため、表皮への負担を軽減します。

●   肩すくめ、肘関節、膝の屈曲の可動域が広く、より自然なポーズが可能です。

●   姿勢保持能力が高く、長期間にわたる反復使用後もその性能を維持します。

●   EVO骨格は肩・腰・膝の関節数を増加させ、正座、M字開脚、肩すくめ、振り向きポーズなどを実現しました。

●   骨格の操作性は非常にスムーズで、緩みや締め付け具合が最適化されています。

ラブドールの骨格と可動域

WMラブドールの骨格構造と可動域を動画

WAXDOLLは新型ラブドール骨格「EXP骨格」（EXPは英語の"expression"に由来し、より高い表現力を意味する）を発表しました。この新型骨格は、EVO骨格の機能と性能をアップグレードしたもので、ラブドールのポージングをより豊富で自然にし、可動域をさらに拡大します。これにより、現実にさらに近い姿勢でラブドールとの性行為を体験できるようになります。以下に、EXP骨格とEVO骨格の構造及び可動域の比較を示します。

EVO骨格：

首部の構造は、前後運動用関節と左右運動用関節がそれぞれ一つずつしかありません。ラブドールが上下を見る際には、首と頭が一体となって動きます。首の可動域は前後または左右の単方向への回転に限定されています。また、肩関節は肩をすくめる動作のみが可能です。

EXP骨格：

首部に追加のボールジョイントを採用したことで、ラブドールは首をほとんど動かさずに上下を見ることができます。ボールジョイントにより、首は360度あらゆる角度へ回転が可能です。肩関節は、肩をすくめる動作に加え、前方へ出したり後方へ引いたりする伸縮動作も行えます。

EXP骨格とEVO骨格の構造と可動域の比較 動画

ラブドールの骨格の品質は、完成品の耐久性と寿命に直結します。Shedollではこの点を最重要視し、全ての身体構造において、厚みと強度が国家規格を満たすステンレス鋼材を採用しています。全ての溶接点は非常に分厚くかつ堅牢に処理され、はく離や虚偽溶接などの不具合を防止。さらに、全身の関節の締め付け具合は、専門の技師と専用設備により統一基準で調整・処理され、一貫した高い品質を保っています。

Shedollラブドールの全身の関節は、頭部から足先まで、人体の実際の関節を模倣した設計と、それに対応した可動限界機構を備えています。これにより、関節を逆方向に動かすような不自然な動作を防止しつつ、広い可動域を実現しています。具体的には、首の前後左右への傾きや回旋、肩関節を使った鳩胸（胸を張る）や猫背（胸を閉じる）、すくめ肩、落とし肩といった動作が可能です。腕は前方や横方向に大きく開くだけでなく、頭上まで挙げることもできます。さらに、体幹の関節も、前屈み、後反り、左右への側屈、ひねり動作をサポートします。また、シリコーン製ボディの前腕部には追加の骨格関節を設けることで、前腕を回す際のシリコーンの動きが極めて自然になるよう配慮されています。

Shedollは、高規格の材料を採用するだけでなく、全身の骨格に対し、徹底的な保護処理を施しています。金属部分が直接シリコーンに触れることを防ぐため、骨格全体をくまなく専用素材で巻き保護しています。これにより、骨格とシリコーンの密着性が向上し、剥離のリスクを低減。さらに、ラブドールのスムーズな動作と広い可動域の確保にも貢献しています。

Shedoll ラブドール 硬質骨格構造 動画

SHEDOLLの「全松骨格」構造は、内部骨格と関節のしなやかさが、外部素材の柔軟性と見事に調和することを保証します。これにより、ラブドールは「丸まって座る」「横向きに寝る」といった複雑なポーズも、容易にかつ安定して再現可能です。

高い可動域を実現した本品は、首、肘、腰、手首、太もも、膝、ふくらはぎなどのすべての関節がスムーズに稼働。この優れた可動域と柔軟な骨格・関節により、ラブドールを「お姫様抱っこ」したり、より現実的な抱擁シーンを簡単にシミュレートしたりすることができます。これらは比類ない没入感と臨場感をもたらし、ユーザーに極上のリアルさと双方向性を提供します。

SHEDOLL ラブドール「全松骨格・関節」構造動画

硬質骨格構造の利点は、正座、M字開脚、肩すくめ、振り返り、猫背、端座、少女座り、肘や膝の屈伸、指関節の繊細な動きなど、多様で複雑なポーズを容易かつ安定して再現できることです。これにより、ラブドールとの性生活を、より現実に即した姿勢で行うことが可能になります。

欠点としては、肢体の硬さからくる抱擁時の没入感の不足が挙げられます。また、極端なポーズの長時間保持や頻繁な姿勢変更は、関節部分のシリコン/TPEに負荷を集中させ、材質の裂傷リスクを高める可能性があります。

全松骨格構造の利点は、ラブドールを抱擁したり抱きしめたりする際、その肢体が重力に従って自然に垂れ下がり、柔軟で従順であるため、より現実味のある抱擁感を得られることです。横になる、寝る、体を丸めるなどの姿勢を再現する際にも、非常に滑らかで自然な印象を与えます。加えて、指関節の可動域が広く繊細に作動するため、写真撮影におけるモデルとして非常に適しています。

欠点としては、特定の姿勢を保持することが難しく、衣類の着せ替えや清掃、移動の際に四肢が制御不能に揺れ動くため、固定により多くの手間を要する点が挙げられます。

ラブドール 硬質骨格 と「全松骨格」構造比較 動画

●  清掃時または入浴の際は、水、洗剤、パウダーなどが関節の隙間から内部骨格に流入することを厳防してください。

●  人体の構造に反する動作（関節の逆方向への捻りなど）を関節に強要しないでください。これは骨格構造や関節の接合点に修復不可能な損傷を与える可能性があります。

●  ラブドールを不合理な角度まで曲げたり、急激な力を加えたりすることは、内部骨格の損傷や表面素材の裂傷の原因となります。

●  鋭利な物体をラブドールの近くで使用しないでください。シリコン表皮を傷つけ、内部の骨格を折る危険性があります。

●  ラブドールを移動させる際は、一方の手で背中と臀部を、もう一方の手で膝の裏を支え、重量を分散させてください。直接引きずるような移動は絶対に避けてください。

●  ラブドールを長時間同一の姿勢で放置しないでください。これは関節部分のシリコン/TPEに持続的な圧力をかけ、骨格の金属疲労や材質の裂傷を引き起こす原因となります。

●  ラブドールは、直射日光を避けた陰涼で乾燥し、風通しの良い環境で保管してください。